施工事例
ペンダントライトのシュミレーション【若草幼稚園 新園舎 新築工事】
2021.06.11
こちらは建設工事中、現場でペンダントライトの取付位置を検討している様子です。
照明器具の実寸大に段ボールを加工した模型でバランスを確認しています。
保育室の主照明で「幼稚園らしく元気に、躍動感のあるイメージ」、天井高3.8mからの傾斜天井に3台3色の器具をランダムに配置します。
採用した器具は1874年創業・デンマークの照明メーカー“ルイスポールセン”の「LPサークル ペンダント」。シンプルながら素敵なデザインです。
■ルイスポールセン / LPサークル ペンダント へのリンクはこちら
この現場確認の作業はとても重要になります。
天井面が仕上がった後では取付位置を自由に変更することが出来ないためです。
実際の空間と照明器具のボリューム感の良いバランスを、計画時の図面上だけで判断するのは数多くの経験があっても難しいものです。
まずは当初図面の計画通りの配置で確認すると、、、やはり、間延びしたバランスで不格好でした。何度も微調整を繰り返しベストと思える配置・高さで、室の各所から3名のスタッフでチェックです。皆が納得するバランスで仮決定となりました。
その後、設計士にも実際に見ていただき、他の配置も試されましたが仮決定のバランスで最終決定をいただきました。
このような細かな作業の繰り返しでモノづくりが進んでいきます。
このシミュレーションでは、模型製作を2名のスタッフで、現場での設置・検討を3名のスタッフが、そして設計士の立会確認までと多くの時間を必要とします。
当り前のことながら、モノづくりにはたくさんの方のご協力と熱意のうえにあるものと感謝の気持ちが込み上げます。
園児たちのたくさんの笑顔があふれる空間になることを願っております。